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命か・・・

生きものに携わる商売はたくさんあるけど
その中には
自分の仕事を正当化しようとか
より自分を大きく見せるために
「命」という言葉を巧みに利用する輩もいる・・・
ひねくれ者の俺は
「生き物で金を稼いでいる限りそれはただの偽善だ
そっち側に回った気になってんじゃないよ」
な〜んて思って
今まで本を作るうえでも「命」をテーマにはしてこなかった

それは
子供の頃から生きものに触れてきて
自分の無知さや技量のなさで
生き物を死なせてしまったことがあるからかな?
飼育係になってはじめて
イルカなど大型動物の命が尽きるさまを目の当たりにしたからかな?
それかただ児童書において
その前に伝えたいことがたくさんあったからかもしれない

でも 今 少しずつその伝え方を考えはじめています

そんな時

何かの事故で半身が不随になりそれでも死ねずにいるアナグマ
を目の当たりにした・・・
俺は苦しんでいるアナグマを楽にしてあげることも何もできない
普通のやつだ・・・

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